糖尿病の基準

糖尿病かどうかの判断は、血糖値を測れば判断がつきます。
糖尿病の判断は、日本糖尿病学会の診断基準が当てられ、基準値には3つの条件があります。1つは、空腹時血糖値が126mg/dl以上である事。2つ目は、随時血糖値(食事の有無に関係なく、随時行われる事)が200mg/dl以上である事。3つ目は、ブドウ糖負荷試験で2時間値200mg/dl以上である事です。この3つの内、ひとつでも該当すると、糖尿病の疑いが強い「糖尿病型」として判断されることになります。
ただし、糖尿病の診断は付き難いとされています。血糖値は、食事や運動、起床直ぐなどの時間帯によっても大きく変化しますから、糖尿病だとされていても、再検査では問題がなかったり、また、その逆も起こりえるのです。誤診を避ける為に、可能なら複数回の検査を受けた方が確実でしょう。
更に、糖尿病には境界型糖尿病という症例もあります。正常なのは、空腹時血糖値が110mg/dl未満でブドウ糖負荷試験は2時間値140mg/dl未満の状態です。この正常型を超え、糖尿病の基準に至らない場合は、境界型糖尿病と呼ばれています。
糖尿病予備軍とも言われており、生活態度を改めるなどの対策を取らない場合、糖尿病に移行する恐れが濃厚とされ、健康の為にも改善するようにしましょう。

糖尿病の原因

糖尿病の原因には多くの要素が絡みあって発症します。どのような原因があるのか分かれば、予防にも役立てる事に繋がるのではないしょうか。
糖尿病のひとつ、2型糖尿病について考えてみましょう。2型糖尿病の原因は複雑です。反面、1型糖尿病では原因がはっきり判明していない上に発症が予測できず、妊娠糖尿病は妊娠中のみに現れる疾病ですが、原因はある程度予測できるものです。
では、2型糖尿病の原因は何かというと、現代病とも言われる糖尿病だけに、便利な交通機関が登場し、食事の西洋化が進むに連れて発症している事からも、運動不足や高カロリーな食事、また、ストレスなどによってインスリンの分泌不足になってしまう事だとされます。今の生活は血糖値を上げてしまう要素が多い為に、糖尿病が誘発されやすい状況です。それから、ストレスも原因とされるのも、ストレスによって暴飲・暴食が引き起こされることで肥満になりやすいことが影響しています。
更に、糖尿病は遺伝的要素も潜んでいます。2型糖尿病に限っての事ですが、家族に糖尿病患者がいると罹患しやすい危険度が高まるとされ、両親共に糖尿病の場合では75%以上の、片方が糖尿病の場合は25%以上の確率で発症するとされます。しかも、日本人は欧米人と比較するとすい臓の抵抗力が低く、糖尿病を発症しやすいデータもあります。 治療の為にも原因を確定し、改善に努めるのはとても重要な事でしょう。

糖尿病の種類

糖尿病の種類にはいくつかあります。それぞれに発症する過程や原因があり、違いを知っておくのも良いでしょう。
糖尿病には先天的や体質から罹る方もいて、1型糖尿病は膵臓にあるβ細胞というインスリンを作る細胞が破壊されることでインスリン不足に陥り、糖尿病になるものです。1型糖尿病は8歳前後までの子供時代になってしまう事が多く、以前は小児糖尿病やインスリン依存型糖尿病と呼ばれ、後天的に糖尿病になってしまうタイプとは区別されており、毎日のインスリン補充が必要です。
糖尿病で最も多いのは、2型糖尿病です。糖尿病患者では90%以上がこのタイプとされるほどで、不摂生な生活態度による太りすぎなどが原因となってすい臓がダメージを受け、結果インスリン分泌機能が落ちてしまい発症します。
糖尿病は妊娠中に罹る事もあります。妊娠糖尿病がそうで、妊娠中のホルモンバランスの崩れによって起こり、妊娠中毒症や発育不全などの重大な影響があり、妊娠中には十分注意が必要な病気です。
他にも、すい臓機能低下や体内のホルモンが過剰分泌される事で、糖尿病を誘発してしまう二次性糖尿病や、糖尿病と正常の境目にある状態の境界型糖尿病(WHOでは耐糖能障害と呼称しています)があります。

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